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2024/06/11 09:16

「デニム生地を使用した服をつくりたい」

そう思いはじめて約1年。
何度も何度も生地サンプルを取り寄せました。

想像していたより厚い、硬い、重い、色味が違う、大人が似合う質感のデニムが欲しい。
と難航しましたがようやく「これだ!」と思える生地にたどり着きました。しかし、そこから完成までの道のりもまた長かったのです。

まず、tefu tefuのお洋服は裁断前に水通しを行います。

なかなか聞きなれない「水通し」という作業ですが、水で縮みやすい素材や色おちが心配な素材をたっぷりの水にひたし、脱水、陰干し、アイロンをかけます。(綿・リネン・デニムなどが)

この作業の目的は、仕立てる前に生地を縮ませ、色落ちをさせ、布目を整えることです。
手間はかかりますがお客様にお渡しした後に「洗濯したら縮んだ、歪んだ」といったことが起きないよう必ず行っています。

想像以上に大変だった水通し。

デニム愛好家の方は「色落ちを楽しむ」と言われますが、私としてはお客様に「出来るだけ色を落ち着かせた状態でお渡ししたい」という思いがあり、何度も水を取り替えては揉み洗いをしました。
水の色がほとんど変わらなくった時には桶と私の爪が青く染まっていましたが、苦労が吹き飛ぶほど素敵な1着に仕上がりました。

奥行きのある紺色、
なめらかな肌触りと控えめな光沢。


遠目から見ても生地の良さが分かる
繊細で上品なデニムワンピースです。